生きたい

まずは、「カゴツルベ」全日程無事終了おめでとうございます、そしてお疲れ様でした。
楽終了後のしぃさんからお電話いただいて、「やすくんがこの舞台で一番伝えたかったことが、ただ、生きてくれだったんだって」って聞いたときに、なんていうのか、ほっとした。モヤモヤしてた気持ちが全部吹っ飛んだ。そして危うくロフトで泣きだしそうに。(…)
やすくんが一番伝えたかったことがこっち側にしっかり伝わっていたんだなってそれだけでもううれしくてうれしくてうれしくてたまんないの。ちゃんと受け取れたことがうれしくてうれしくてたまんない。「ただ、生きてくれ」って重たいんだよ。生きたい生きていたい次郎の気持ちが溢れ出してて。死んでるようには見えないほど綺麗に倒れている八ツ橋と、泣きじゃくっているお市と、震える手を抑えながら刀を振り下ろそうとしている治六、ひらひらと降る雪、全てがあの台詞をより一層心に残るものにしてくれているんだなあって見るたびに思った。
それから「安らかに、求めすぎず」って台詞、好きなんだけど実は少しチクチクしてたんだよなあ。舞台に関しては一切安らかじゃなかったし求めすぎていた自分が居たので。こんなんでいいのかってそこで悩んだりしたんだけど、忘れない姿があって表情があって声があって涙があって、得たものが数え切れないほどあって、だからもういいかなって。(笑)後悔はしていないもん。青山に通ったあの日々は一生の思い出です。
ながったらしくなったけど、本当に本当にお疲れ様でした。安田担で良かったと心底思うし、こんなにも素晴らしくかっこいい人の担当でいれてとても誇らしいです。って思わせてくれてありがとう。
今度こそ「安らかに、求めすぎず、ただ、生きたい」と思います、次郎左衛門の分も。あの時の表情と言葉があれば、わたしは生きていける気がするのです。明日も明後日もこの先ずっとずっと。